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「星の上」
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思い出してほしい。
僕と君はこの星の上で
いつも一緒に居ることを。
離れて暮らしていても
僕は君のことがいつも大切。
大好きな君がいつも笑っていますように。
今夜も君が安心して眠れますように。
おやすみなさい。
おやすみなさい。
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「鉄塔」
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私は仕事の帰り道にあるこの鉄塔の上に時々座っては
雲が流れるのをぼんやりと眺めている。
とても穏やかな気持ちで。
鉄塔の上ではいつも風が吹いている。
電線が風を切ってヒュンヒュンという不思議な音を立てている。
君も今日この雲を見ただろうか。
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「梯子」
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沢山のハシゴが立っているこの場所は
子供の頃からの遊び場だった。
いつ誰が何の目的でこんなにも沢山のハシゴを
この場所に立てたのか今では知る人も居ない。
赤く錆びた大地から蒼い空に向かって立つハシゴたち。
その朽ちた先端部分を時折雲がかすめ通って行く。
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「僕の仕事」
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ただじっとして空をみている。
とてもゆっくり雲が流れていく。
白かった雲が橙色にかわっていく。
今日もこの道を通る人は居なかった。
お日様が登ってから沈むまで空をみる。
それが僕の仕事。 
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「水の夢」
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「水の夢」を見た。
私は水の中に居る。
遠くまで青くて透明な水の中を
身をまかせふわふわ漂っている。
誰も居ない。
静かであったかくて
なんにも心配することなんて無い。
ここには過去も未来も無い。
誰も私を知らないし
私は私なだけでいい。
包まれるように水の中に浮いている。
ただそれだけ。
しあわせな夢。
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「機械仕掛けの空」
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機械仕掛けの雲。
ゼンマイで動く太陽。
その空の下で、そんな事おかまいなしに
むしゃむしゃ草を食べてる羊たち。
よく見るとその羊たちはブリキで出来ている。
夜になるとカシャンといって
空に丸い穴が空いた。
今夜は満月。
私は君に聞いてみる。
「ねえ。いつから空は機械仕掛けになったの?」
君は笑顔のままで何も答えない。
君の胸の赤いボタンを押す。
「アイシテル。アイシテル。アイシテル。」
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「発信→受信」
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私から発信したことを受信する人が居る。
私から発信したことを拒否する人が居る。
私から発信したことを気付かない人が居る。
私は誰の何を受信できているのだろう。 
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「スイッチ」
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私の中のいっぱいあるスイッチを
パチンパチンと上手く切り替えて
その場をなんなく乗り越える。
君は言う。
そんなにいっぱいスイッチを持ってて大丈夫?
もう捨ててしまいなよ。
スイッチがいっぱい。
それがどうしてイケナイコトなの?
君のスイッチが切り替わる度に
僕はコンランしてしまうんだ。
本当の君はどれなの?って。
僕ニハ君ガ、ミエナイヨ。
君は続ける。
僕のスイッチはただ1つ。
眠る時だけ切ればいい。
いつも1つのスイッチだけじゃ
私はショート寸前ボロボロかもよ。
君は優しい顔して更に言う。
いつかそのスイッチがめちゃくちゃに切り替わって
君は君を壊してしまうよ。
スイッチを両手にいっぱい持つのではなくて
丈夫なスイッチを1つ持っていればいい。
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「木の音」
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待っている間、楠を見ていた。
この大きな木は樹齢何年ぐらいなんだろう。
私の腕を回しても半周も届かない程の太い幹。
大きな鱗でびっしり覆われているかのような固い樹皮。
その表面は温かい。
幹に耳を付けてじっと木の音を聴いてみる。
遥か彼方から聴こえて来るようなその音を聴いていると
気持ちの波がどんどん静かになって行く。
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「河」
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河原の砂の上に座って
何時間も河を見ている。
水面の流れや反射する光の様子。
景色や空の映り込み。
頬に当たる風の感触や匂いや鳥の声。
それら全てが私に心地良い刺激を与えてくれる。
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「飛ぶ」
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まずは頭の中で足の裏が地面から離れることを想像する。
足の裏がゆっくりと地面から離れたら
今度は体を伸ばして両手で空気を一掻き。
最初はゆっくりと高度を上げる。
地上3メートルあたりまで浮かんだら
行きたい場所を想像する。
それだけ。
慣れて来たら高くも低くも早くも遅くも自由に飛べる。
行きたい場所へどこへでも自由に飛べる。
いつかぐんぐん高度を上げて
あの空の青い所を飛んでみたいなぁ。
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「場所」
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私が今立っているこの場所はどこなんだろう。。。
いつもいつも違和感が付きまとう。
ココデハナイドコカトオクヘ。。。
ココデハナイアタタカイバショヘ。。。
私はいつも私の場所を探していたのかもしれない。
やっと見付けた。
やっと出逢えた。
そう感じたこの場所。
ここから何かが始まるよ。
それが何なのかはまだワカラナイ。
だけどそれはもう
静かに静かに始まっているよ。
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「繋がっている」
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子供の頃の記憶。
いつもの暮らし。
いつもの風景。
なにげない会話。
君の言葉。
手を繋いだ時の感触。
抱きしめた時の温もり。
転んで泣いている君。
笑った顔。
今日見た夕日。
眠る前の気持ち。
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「雨」
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昨日は雨が降っていた。
雨が降るのを見ていると
とても一人ぼっちだと感じる。
だからいつも雨が嫌いだった。
昨日の雨は少し違って見えた。
何もかもを洗っているようだった。
汚い私の上にも雨が降ってきて
汚い私の心も少しだけ奇麗になった。
君をこのまま好きなままでいよう。
涙が流れそうになったら笑おう。
疲れ果てて笑えなくなったら
甘くて柔らかいおやつを食べよう。
雨が少し好きになった。
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「みるくコーヒー」
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窓に座って、みるくコーヒーを飲みながら
夜が明けて行く様子をぼんやりと見ている。
「まるでみるくコーヒーのようだね。」
私のことをそう言った君。
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「削る」
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作品を作ること。
身を削る作業。
君はいつもそうやって自分と闘っている。
精神の崩壊する瀬戸際を歩いている。
ただ一人黙ったままで。
長い長い長い君の時間。
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「庭がなくなった」
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この庭の中が世界の全てだった。
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父さんも母さんもお姉ちゃんも
僕も犬のクコも4匹の猫たちも
みんな一緒に遊んでいっぱい笑った。
夢の中みたいに楽しい毎日だった。
このあいだ知らないおじさんたちが来て
ここの木や草や花を全部切って
トラックに積んで行ってしまった。
僕の大好きな庭が無くなった。
早くまた元の庭になるといいな。
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「道化」
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僕が馬鹿なこと沢山言うから笑って。
僕が馬鹿なこと沢山するから笑って。
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「コドモ」
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手がどんどん動いて
線がどんどん現れる。
笑いながら。
いとも簡単に。
まるで君たちの上に
空から線や色や形が
降って来ているようだね。
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「水の底で」
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目覚めたら温かい水の底だった。
私はどのくらいの時間眠っていたのだろう。
手の平には柔らかい感触が残っている。
それが君のものであることだけははっきりと分かる。
しかし意識はぼんやりとし
記憶は断片的でしかない。
私は水の底に横たわったまま
ゆらゆらと揺れるオレンジ色の光を眺める。
ここはしんと静まり温かく心地良い。
目を閉じるとまた深い眠りの中へ戻って行きそうだ。
うつらうつらとした意識の中で
とぎれとぎれの記憶のカケラが甦る。
突然、一つのカケラが鮮明に映った。
白い光の中に消えていく君の柔らかい手。
それと同時にありとあらゆる記憶が
洪水のように流れ出し逆回転で再生され始めた。
何もかもを飲み込んで行く植物たち。
一方では乾ききった赤い大地が波のように押し寄せて来る。
私が今居るこの水の底がどこであるのかも
どうしてここに居るのかも。
逆回転の記憶は再生され続ける。
私は行かなくちゃ。
今すぐ行かなくちゃ。
遥か彼方からその声は聞こえる。
私の名前を叫ぶ君の声。
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「鼓動」
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大好きな君の鼓動を聴く時
不思議な気持ちになるよ。
君は今ここで確かに生きていて、
私とは違うリズムの鼓動を打っていて、
私の耳は今その鼓動を聴いている。
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「ステレオ」
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stereo= 立体的
この世界を立体的に感じていたい。
私の今在るすべてを使って。
この限り有る無限の世界で。
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「感覚」
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君と強く抱きしめ合っている
今のこの感覚すべてを
作品にできたらいいのに。
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「朝の影」
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嘘の中で生きてゆくのはもうやめよう。
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「再生」
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僕が生まれたのはこの汚れた空。
僕が生まれたのはこの淀んだ海。
死んでいるように生きていた僕。
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世界の全てを拒絶しながら
僕は僕を守っているつもりだった。
本当は信じることが怖かっただけ。
壊れて行く僕を茫然と見ていただけ。
僕は僕を僕が殺していることにずっと気付かなかった。
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だけどある日君に出逢って
僕の全てが揺れ出した。
汚い僕は奇麗になって再生し始めた。
君に出逢えてよかった。
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「泡」
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今は泡。
儚き泡。
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海の音。
君の命。
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遠い道。
君は居ない。
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夏の夜。
星の光。
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届かない。
私の声。
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錆びた砂。
崩れてゆく。
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辿り着く。
君の元へ。
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波の中。
沈んでゆく。
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ただ君に。
笑ってほしい。
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今は泡。
儚き泡。
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「Floating Home」- 2005
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宇宙に浮かぶ青い星
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君と僕の生まれた星
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どんなに遠く離れていても
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僕たちは、この青い星の上
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いつも一緒に暮らしている
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「Floating Home」- 2004
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Floating Home Floating Home
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君と手をつなごう
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Floating Home Floating Home
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君と歌を歌おう
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僕たちはどこから来たの
僕たちはどこへ行くの
この空はどこまでつづくの
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Floating Home Floating Home
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僕には君の悲しみを救えない
だから手をつなごう
君と僕の歌を歌おう
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